サンプルライブラリー、VSTおよび音楽用プラグイン開発会社Adam Monroe Music社は、最近回転するレスリー(Leslie)スピーカーから聞こえるハモンドオルガン(Hammond Organ)のサウンドをシミュレーションするVST、AU、AAX用仮想楽器「Adam Monroe's Rotary Organ」(バージョン2.5)を発売しました。
Adam Monroe's Rotary OrganはHammond Leslie M3オルガンをサンプリングしましたが、その音域範囲はHammond B3オルガンと一致するように拡張されました。 このプラグインは、percussion、vibrato scanner、volume swell controls、key click、key split、lowerとupper manual、及びpreset switchingを含み、Hammond B3オルガンの全ての機能を備えています。 このプラグインにはまた、精巧なレスリースピーカーシミュレーション、レスリースピーカーアンプの真空管シミュレーション、追加アンプモデルやスピーカーEQ curvesも含まれています。
Adam Monroe's Rotary Organには、4番目のドローバー(drawbar)と5番目のドローバーの間に追加でドローバーが含まれており、これはサブファンダメンタル(sub-fundamental)の5番目のハーモニックと3と5分の1フィート(約1メートル)の長さのパイプに該当します。 この部分を除いた残りのドローバーは、典型的なハモンドオルガンのドローバーと一致します。
このプラグインには、下段(lower)及び上段(upper)のローターパニング(rotor panning)、ボリューム及び奥行き(depth)を制御する正確なレスリースピーカーのシミュレーションが含まれています。 下段及び上段ローターは、互いに異なる速度でスピンアップ(spin-up)及び減速(slow-down)され、最下段のローターはこれに時間がはるかに長くかかります。 この加速の速度はプラグインで調整できます。 レスリースピーカーの速度はサステンペダルを使って制御するか、0-95の間のMIDIコントロール(Pitch、Modulation、Expressionなど)のいずれかを割り当てて制御できます。
アンプシミュレーションは、シミュレーションされた真空管のSPICEモデルに基づいています。 このプラグインには多くのsingle-ended、heavily-driven、およびeven-harmonic基盤のアンプのモデルが含まれています。 ディストーションの量はドライブノブ(drive knob)で調節でき、アンプに供給されるレベルを設定して”Level"と"Trim"ノブで出るレベルを調整できます。
Volume Swellのコントロールは、基本的にはピッチホイール(pitch wheel)ですが、他のコントロールに指定することができます。 このプラグインには、内蔵リバーブ、コーラス、キャビネットスムージング(cabinet smoothing)、パーカッションボリューム(percussion volume)、ノイズ及びスピーカー位相(phase of speaker)調節に対するコントロールも含まれています。 また、レスリースピーカーが回転しながらリスナーに向かって指す程度をコントロールする「directionality(方向性)」ノブがあり、ユーザーはレスリースピーカーの音の明るさを調節できます。 演奏されるそれぞれの音符(note)のリリース(release)及びアタック(attack)に対するKey Clickの量は、ユーザーによって調節されることができます。
このプラグインには、サウンドを追加編集するために使用できるSpeaker EQ Presetsも含まれています。 これらのプリセットは、異なるスピーカー及びマイクの組み合わせを模倣し、サウンドを明るくしたり、暖かくしたり、特定の周波数領域帯を切り取ってサウンドを変形させるための用途で作られました。
全体として、16のアンプタイプと24のスピーカータイプが結合され、オルガンのサウンドを根本的に変えることができます。 レスリースピーカーはバイパス(bypass)になったり微妙なハーモニックディストーションと組み合わせてコンパクトなオルガンサウンドを作ることができます。
Adam Monroe's Rotary Organは本質的にハモンドM3オルガンとB3オルガンの混合型で、より攻撃的なサウンドを提供します。 すでに市場に存在するプラグインとシミュレーションに比べて若干独特なサウンドが聞こえるように設計されましたが、広範囲のパラメータの組み合わせにより多様なサウンドを製作することができます。
製品の特徴
- C2からC7までの60個のノート範囲(note range)を提供
- 正確なLeslieスピーカーシミュレーション
- 真空管シミュレーションに基づくアンプ
- 上段および下段のホルン(Horn)の深さ(depth)、ボリューム(volume)、幅(width)のコントロールを提供
- レスリースピーカーの明るさ(brightness)と方向性(directionality)調節機能を提供
- スピーカー及びEQ curves提供
- 500MB分量のサンプルデータと95個のプリセット（ハモンドオルガンでサンプリングした有名なサウンドで構成）提供
- スイッチング可能な(switchable)スピーカー「Whoosh」を提供
- アンプレベル(level)とトリム(trim)コントロールを提供
- コーラス、ノイズ、ディレイ、リバーブサイズ(reverb size)コントロール提供
- 指定可能なレスリースピーカーのSpeed及びVolume Swellコントロール
- レスリーとDIシグナルをブレンド(blend)とファニング(pan)することができる
- Lower ManualのためにKey Clickをturn-offできる
- 向上したビブラートアルゴリズム(Cubic interpolation)
- 10個のドローバー(drawbars)
- Key-Split地点を設定できるUpper及びLower Manual
- B及びB-Flatプリセットスイッチング(preset switching)
- ビブラートおよびコーラススキャナー(Scanner)
- 調節可能なパーカッションおよびKey Click
- スピーカーとアンプチャンネルの提供
- Leslie Bypass機能提供
- ステレオとモノスイッチの提供
- 2ndおよび3rdハーモニックパーカッション
- IR ReverbとCabinetsを提供
- 44.1、48、88.2および96kHzのSample rate対応。
システムの要求事項
Adam Monroe's Rotary Organは、VST、AU(Audio Unit)及びAAXネイティブ形式に対応しています。
- Windows 7, 8, 10 (32 または 64-Bit)
- MacOS 10.9 - 10.14 (32-Bit)
- MacOS 10.9 - 11.0 (64-Bit)
- 4GBラム (8GB ラム おすすめ)
- インテルコア2デュオ@3GHZまたはより高仕様おすすめ
価格情報
$25.00 USD (25.00米ドル)
「Adam Monroe's Rotary Organ」に関するより詳しい情報
Adam Monroe Musicの紹介
AdamMonroeはフリーランスのミュージシャン、作曲家、そして独立サンプルライブラリー開発者です。彼はサンプルライブラリーと仮想楽器、そして音楽用プラグインを提供するAdam Monroe Music(https://adammonroemusic.com))社の所有者、運営者、及び設立者です。
