フランスの仮想楽器およびエフェクトプラグイン開発会社であるXILS-lab社は最近、アナログオシレーターとフィルターおよびカオスアルゴリズム(Chaotic Algorithm)を結合した仮想FMシンジサイザー「KaoX」を発売しました。 KaoXは80年代の伝説的なFMシンジサイザーからインスピレーションを受けており、進歩した2つのレイヤーアーキテクチャ(advanced two-layer architecture)に基づいた強力なサウンド生成能力を備え、GUI(Graphical User Interface)で照明モジュール(illuminated modules)を使用して、ユーザーが簡単にシグナル経路(signal path)を把握できるように製作されました。
KaoXは’UP'と'LO'の2種類のシンセサイザーレイヤーを提供し、このようなレイヤーはシングル(Single)、ダブル(Double)、またはスプリット(Split: 分割)で再生できます。 メイン画面のキーボード鍵盤の上部に簡単に調整できる単純化されたウィンドウには、チューン(Tune)、ドリフト(Drift)、ビブラート(Vibrato)、トレモロ(Tremolo)、グライド(Glide)、独立したルーティング機能を持った4つのエフェクター(コーラス、ディレイ、ペイザー、リバーブ)コントロールがあり、ユーザーが簡単にコントロールしながらプリセットを演奏できるように設計されています。
高級パネル(The Advanced Panel)は、すべての主要パラメータを一目で表示するので、熟練したユーザがKaoXの内部モジュールにアクセスして状況別ヘルプウィンドウ(contextual help windows)を通じてパラメータを調整したり変更できるように設計され、この時活性化されたモジュールの照明が付いてユーザが容易に識別できるようにしました。
FM合成方式は、2つのレイヤーそれぞれで使用でき、独立したピッチ(pitch)を持つ2つのバンクにグループ化された8つのオペレーター(コーラストーンのFMサウンド又はパンチ感のあるステレオパッチを作るのに有用)と2つの出力があります。それぞれのFMオペレータには、1つのLFO(Low Frequency Oscillator)、1つのインベロップ(Envelope)、Wheel、Aftertouchアクセス、2つのユーザ設定可能な外部モジュレータ(KaoXの全てのモジュレーションソースに割り当て可能)、Keyboard follower 2Dパッド、比率(Ratio)または固定(Fixed)周波数選択項目、そしてローパスフィルター(Low-pass filter)があります。
アナログ合成方式も2つのレイヤーそれぞれで使用でき、2つの連続波形アナログオシレーター、2つのZero-delayアナログフィルター、4つのD-ADSRエンベロップ、深くて温かく生き生きとしたサウンドを提供する4つのVCA出力で構成されています。
KaoXを使えば、2つのChaotic Oscillatorと2つのChaotic Modulatorのおかげで、ユーザが決して可能だとは思わなかったサウンドを作ることができます。
KaoXは、4-Track Step Sequencerを提供し、ここで各トラックは独立したサステイン(sustain)及びゲーティング(gating)によってUP又はLOレイヤーに割り当てられ、またはモジュレーションソースとして使用できます。
Preset Managerを使えば数秒で正しいパッチを探し、プリセットとサウンドバンクを管理し、自分だけのタグを作ることができます。 KaoXはNori Ubukata、Soundsdivine、Tom Wolfe、Zensound、Mikael Adle、Xenos、Status、Yuli-Yoloなどのような世界的レベルのサウンドデザイナーがプログラミングした500以上のフリーセットをご提供します。
製品の特徴
- Single、DoubleまたはSplitで再生できる2つの独立したレイヤー
- 独立したルーティング機能を持つ4つの深くて暖かいエフェクト
- 様々なモジュール調整のための一つの高級パネル
- 状況別ヘルプウィンドウ(Contextual help windows)
- 活性化されたモジュールが照明されるGlobal view
- 独立したピッチで2つのバンクで構成された8つのFMオペレーター
- FMオペレーターごとにアナログ及びカオスオシレーターにアクセスできるCross Modulation Matrix 1個
- 2つのアナログオシレーター
- 2つのZero-Delayアナログフィルター
- 2つのカオスオシレーター
- 2つのカオスモジュレーター
- 4-トラックステップシーケンサー
- ビブラートとトレモロのための2つのLFO
- 2つの独立したアルペジエーター
KaoXは次のようなフォーマットをサポートしています。:
- Mac OSX 10.9またはそれ以上(64ビットのみ対応): VST, Audio Unit, AAX (native). Big Sur with Rosetta互換(M1チップは近いうちにサポート予定).
- Windows 7、8、そして10 (32ビットと64ビットの両方に対応): VST, AAX (native)
価格情報
€99.00 EUR (99ユーロ)
(この価格は2021年6月15日まで有効な発売記念プロモーション価格です。 それ以降は正常値である€179ユーロで購入できます。)
* KaoXは、iLok(2および3ドングルハードウェアまたはソフトウェア)の保護プラグインとしてご購入いただけます。
** 制限機能のデモバージョンを無料でダウンロードできます。: ここに.
XILS-labの紹介 (https://www.xils-lab.com)
フランスGrenobleに本社を置くXILS-labは、Xavier Oudinが設立·管理するオーディオソフトウェア会社です。 過去20年間、様々な会社のために市場で最も広く知られている仮想楽器及びエフェクトプラグインを開発してきた彼は、現在オーディオ、楽器及び音楽に対する情熱を彼の会社に伝えることに集中しています。 高度に熟練した専門ミュージシャン及びサウンドデザイナーと共に仕事をしながら、この会社は仮想楽器またはエフェクターが単に本好きのPhDエンジニアが設計し綿密に調査した一連の驚くべき数学的アルゴリズムではなく、音楽家のために作られた有用な音楽的ツールだと信じています。 また、XILS-labはユーザーが想像したよりも創意的な音楽を作ることができるよう、インスピレーションを与える仮想楽器とエフェクターを作ることを愛しています。